北摂エリア・豊能地域の適応指導教室とその他の学習支援

大阪府北部に位置する北摂エリア・豊能地域(豊中市・池田市・箕面市)の適応指導教室(教育支援センター)や、それぞれの地域の市や教育委員会等がおこなっている支援をご紹介します。

豊中市の自主創造活動(教育支援センター)

自主創造活動ってどんな支援なの?

  • 豊中市立の学校に在籍している不登校の小中学生が対象です。
  • 子どもたちが興味・関心のある活動を通してさまざまな生活体験を積み、人とのふれあいを深める援助をします。
  • 心のエネルギーを高めていく中で、学校へ復帰することや自立して社会に関われることをめざします。
  • 援助や指導の経過の中で、個々の子どもの変化に応じて、学校との連携・協力を行います。

3つの活動があります

  1. 相談援助活動
    来館相談と電話相談があり、継続的な相談援助を行います。教職員を対象とした相談もあります。
    火曜日~日曜日(9時~17 時)に活動しています。
  2. 訪問援助活動
    外出できない状態の子どもに対しては、学生カウンセラーが定期的に家庭を訪問し、「よき兄姉」「よき友」となって援助を行います。
    年間を通して随時活動しています。
  3. 自主創造活動(登館活動)
    外出できる状態の子どもは、登館して活動を行います。まずは個人援助から始め、その後、全体プログラムに移行して活動します。子どもの状況に応じて、プログラム以外の活動(自主プログラム)をすることもあります。

さまざまなプログラムがあります

  1. クッキング
    仲間と協力して料理し、楽しく食事をします。家庭でも自分の食事を用意できることをめざします。
  2. 茶道
    静かな雰囲気の中でお茶を点て、心の安らぎを感じます。
  3. つくってみよう
    絵画・手工芸等を個人や共同で制作し、創造力を高めながら作る楽しさと完成の喜びを味わいます。
  4. 体を動かそう
    柔軟体操・卓球・ゲートボール等の軽スポーツをします。体を動かすことで心も動き、エネルギーが生まれます。
  5. 生活を学ぼう
    自然の素材を使って作品を作ります。土に親しみ、作物の成長と収穫の喜びを味わいます。
  6. リズムで遊ぼう
    個々の子どものお気に入りの楽曲を聴きあったり、今まで経験しなかったさまざまな楽器の演奏にチャレンジしたりします。音楽に親しみ、表現する楽しさを感じます。
  7. 学習
    個々の子どもが希望する学習をします。
  8. やすらぎタイム
    仲間やスタッフとの交流の時間として語らい・ゲーム・創作活動・ソーシャルスキルトレーニングなどをします。
  9. 館外活動
    社会見学・歴史探訪・スポーツ・ハイキング・乗馬等を月1回程度実施し、子どもたちの視野と行動範囲を広め、自然に触れたり、社会的な経験を豊かにしていきます。

≫自主創造活動のプログラム時間割に関するPDFへ

どこにあるの?

青少年交流文化館いぶき

対象豊中市立の小・中学生に在籍している児童・生徒
時間火・木曜日(10 時~12 時)
水・金曜日(10 時~15 時)
土曜日(10 時~15 時)(個人援助あり)
申込
方法
事前に電話でお問い合わせください。
来館相談の日時を設定し、担当職員が対応します。
申込先
TEL
06-4866-6310
(豊中市教育委員会事務局 児童生徒課 創造活動係)
住所〒561-0858
豊中市服部西町4-13-1
青少年交流文化館いぶき内 児童生徒課 創造活動係
アクセス阪急宝塚線服部天神駅から西へ約900メートル

豊中市にはこんな支援もある!

寄り添い型学習支援『中3まなびの場』

  • 高校進学をひかえた「テスト対策」だけでなく、卒業した後にも必要な「自学自習」をめざします。
  • 「勉強方法がわからない、問題のとき方がわからない」「集中して取り組めない」など気持ちを落ち着けて学習できるよう学習支援員がサポートします。
    ≫ 寄り添い型学習支援について(豊中市HP)
対象豊中市立の原則、塾に通ったり家庭教師をつけたりしていない中学3年生
日時火~金 16:30~18:30
土 13:30~17:00
申込
方法



3学習会のことで…」と、事前に『児童生徒課 創造活動』へお電話ください。
その後、初回面談を設定します。(必ず初回面談が必要です)
申込先
TEL
06-4866-6310
(豊中市教育委員会事務局 児童生徒課 創造活動係)
住所〒561-0858
豊中市服部西町4-13-1
青少年交流文化館いぶき内 スタディ ルーム1
アクセス:阪急宝塚線「服部天神駅」下車 西へ
約 900m、市立豊島体育館の西どなり

通級指導教室の支援

不登校支援ではありませんが、豊中市の小中学校には通級指導教室を設置している学校があります。小学校は10校、中学校は5校設置されています。
通級指導教室のある学校が記載されているPDFへ

支援
内容
言語に課題がある
「さかな」が「ちゃかな」になるなど発音が気になる。「おお おはよう」など話ことばが詰まるなど。
対人関係や行動面、学習面に課題がある
友達とのコミュニケーションがとりにくい、授業に集中することが難しい、「読むこと」「書くこと」に難しさを感じている。
対象
年齢等
豊中市の小中学生で通常学級の方。(支援学級の方は対象外)
申込
方法
まずは、通われている学校に連絡いただき、その学校を通して通級指導教室のある学校へ相談という流れになります。
≫ 通級指導教室に通うまでの流れについてのPDFへ
お問合せ先豊中市教育委員会事務局 児童生徒課 支援教育係
TEL:06-6844-5293

池田市の適応指導教室

どんな支援なの?

Beans(ビーンズ)という名称で、不登校の状況にある子ども達が、安心して過ごせる暖かな居場所です。
子ども達がここでの活動や他者とのかかわりを通して、自信を付け自ら行動する意欲を高めることを目指しています。

何をするの?

  • カウンセリング等により、不安を和らげ意欲を高めて、自立する心を育てます。
  • 体験活動、自然観察、軽スポーツやワーク等の活動を通して、生活のエネルギーを高めます。
  • 自主活動や自主学習を援助し、自信を育みます。

どこにあるの?申し込み方法は?

Beans(ビーンズ)

対象池田市立の小・中学生に在籍している児童・生徒
日時月曜日、金曜日 10:00~15:00
火曜日、木曜日 10:00~12:00
水曜日は登校に挑戦(できる生徒のみ)
申込
方法
入室や活動内容など詳細については、お電話にてお問い合わせください。
所属する学校に連絡、学校長より申し込みとなります。
申込先
TEL
072-751-4971
池田市教育センター Beans(ビーンズ)担当者まで
住所〒563-0043
大阪府池田市神田1-18-10
池田市教育センター2階(Beansの部屋)

箕面市の適応指導教室

  • 登校したいけれども登校できない状況にある箕面市在住の小中学生が対象です。
  • フレンズという名称で、学校復帰を目的とした教室です。
  • 日々の生活体験を広げることや人間関係づくりを大切にしながら、学習、創作活動、スポーツなどにとりくんでいます。
  • 在籍校との連携を大切にしています。

どこにあるの?申し込み方法は?

フレンズ

対象箕面市立の小・中学生に在籍している児童・生徒
日時火〜金曜日
10:00〜15:00
申込
方法
見学・入室については、在籍している小中学校にご相談ください。
住所〒562-0014
箕面市萱野1-19-4 
らいとぴあ21 2F

≫関連HP:教育相談事業(箕面市役所)

箕面市にはこんな支援もある!

放課後学習支援室「すたさぽ」

  • 放課後に児童が自由に参加して学習ができます。
  • 放課後学習支援員が、本読みや九九の聞き取り、プリント学習のやり残しを促すなどの学習サポートを行います。学校によっては自習室としても活用できます。
  • 学習支援員は1名。週2日は2名に増やしていく予定です。
  • 学習支援員は元教員や大学生などを配置、地域ボランティアの参画も計画しています。
  • 小学1年生から6年生までの全児童が対象です。
対象箕面市立の小学生(不登校の有無等は関係なし)
日時学期中の平日の放課後に毎日開室(学校給食がない日は除く)
申込
方法
事前申込なしで自由に参加できます。
実施場所箕面市内のほぼ全ての小学校内で実施中

≫関連HP:市立小学校全14校に放課後学習支援室「すたさぽ」を開設します!(箕面市役所)

学生サポーターによる学習支援

  • 小中学校・生徒の自宅・公共施設などに大学生が訪問します。
  • 大学生の学生サポーターは、勉強を教えるだけでなく、子どもたちの日々の話を聞いたり、時には遊び相手になったりと、多種多様な関わりをしています。
対象不登校や経済的困窮などで支援が必要な小学生〜高校生
日時1回の活動は90分
子どもの状況に合わせて調整
お問合せ072-727-5113(教育相談センター相談室)
委託先NPO法人あっとすくーる

関連資料:箕面の教育(教育センター相談室リーフレット)

らいとぴあ21地域教育事業

⁡箕面市立萱野中央人権文化センター(らいとぴあ21)では、子どもの居場所・体験活動・自習室など、様々な楽しい事業がおこなわれています。

不登校支援が中心というわけではありませんが、ボランティア体験をしたり、友達と遊んだり、スポーツしたり、勉強したり、旅行や大学見学などの社会体験をしたりと、お子さんの状況に合わせて活用できるのではないでしょうか?

事業例
  1. ぴあぴあルーム(こどもたちの放課後の居場所)
    対象:小学生
    日時:1.火曜日~金曜日(放課後~17:30)
       2.土曜日、長期休み(9:00~17:00)
    ・放課後や長期休みのこどもたちの居場所、活動の場
    ・「集団遊び、おでかけや料理、工作体験プログラムの実施」
    ・「宿題や勉強をするスペースの設置」
    ・グループやサークル活動をつくったり、運営するためのサポート
    等をおこなっています。
  2. AOBAカフェ(中高校生年代の夜の居場所)
    対象:中高生
    日時:毎週水曜日・土曜日 18:00〜21:00(祝日はお休み)
       中学生は20:00まで(保護者の同意があれば21:00まで可)
    子どもたちの夜の居場所です。おしゃべりをしてゆっくり過ごしたり、ゲーム大会、調理プログラム、イベントなど子ども達と一緒にプログラムを考えながら活動しています。
  3. ボランティアタイム
    対象:中高生
    日時:毎週土曜日13:00~15:00 祝日はお休み
    ゆっくりじっくり、自分のペースでお仕事に取り組みます。何か作業をしながらも、なかまと安心して過ごせる居場所づくりをめざしています。
  4. 月曜スポーツ
  5. 中高生学習会
  6. 高認・通信制レポートプロジェクト
  7. 各種サークル活動
  8. 社会体験事業
  9. 地域通貨『まーぶ』活用
  10. サポーター育成
  11. 自習室

詳しい内容はHPをご確認ください。≫ライトピア21HPへ